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『静野沙奈巳②』

「ひきこもりは長期化すればするほど社会復帰が難しくなる㊦」

次に社会側の問題点ですが、「日本の社会は一度レールから外れるとなかなか戻れない」事があげられると思います。

仕事では中途採用の場合、即戦力になる人材を求める事がほとんどです。

長年ひきこもってスキルや職歴のない人を雇ってくれる職場はそうそうありません。

働いた経験のない人が、いきなり応募しても採用してもらえないケースがほとんどでしょう(ひきこもりでなくても、子育てを終えた専業主婦の方など経歴に大きな空白がある人の就職は厳しいという話も聞きます)

これは一見すると自己責任に思えるかもしれませんが、多様な人を受け入れない日本社会の狭さ、不寛容さに起因しているのではと感じます。

基本的に日本の会社は、新卒を一括採用し社員教育を行うシステムでずっと動いてきました。

未経験者で教育を受けられるのは学校を卒業したての人だけで、その後はずっと働いて経験を積んでいき、経歴に空白がない事が求められます。

もし途中で、何らかの理由でその流れからドロップアウトしてしまったら、もう一度教育を受けたり経験を積み直せる環境というものがありません。

経歴に空白のある人を職場に受け入れる体制やシステムが無いのです。

企業に未経験者を教育する余裕があまり無い事や、従業員は使い捨ての労働力だとみなす企業の意識、年功序列の習慣から年齢の高い人には指導しにくい空気、また日本では一度失敗した人に再チャレンジの機会を与えない傾向がある事や、ひきこもりの人は元々コミュニケーションが苦手だったり能力に凹凸のある方も多く、指導が普通より難しくなる傾向や、個性として周囲が受け入れないと回らなく問題があり、そうした要因が影響しているのではと推察されます。

「日本人は不寛容である」と研究でも示唆されており、「普通の人の基準が厳しい」という声も聞かれますので、日本社会の意識と構造がひきこもりの長期化、社会復帰を難しくさせる原因の一つではないかと筆者は考えています。

また、しょっちゅう求人を出している企業はもともと人が定着しない、問題のある職場であるケースも間々あると思われますので、よほど恵まれた職場に出会える運の良さがなければ、独力でひきこもりから抜け出して働くのは難しいのが現状ではないかと思います(静野沙奈巳)

『静野沙奈巳②』


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